帰国

  • 2008/06/26(木) 19:52:59

2年間の活動を終え、日本に帰国しました。

マダガスカルでの生活では、
特に大きな病気もなく、
無事に活動が終えたことが一番の成果だと思っています。

他の国では、
健康上で帰った人、
任国の状況が悪化して帰国した人、
任期途中で亡くなった人 など
いろいろと聞くと、
何もなく帰ってこれたのが幸せなことだと実感。

そして、2年間であったマダガスカル人、協力隊員、
関係者の方には、良いことも悪いことも含めて
楽しかったし、感謝しています。


このブログについては、今後もマダガスカルのことについて
2年間を振り返りながら、
また、日本で感じたマダガスカルのことを
書いていこうかなと思っています。

ということで、今後もよろしく。


ちなみに、いま日本時間の夜中2時前です。
時差ぼけで目が冴えて寝れないです。

SAVIKA 〜マダガスカル闘牛〜

  • 2008/06/06(金) 04:13:33

マダガスカルの民族の一つにBetsileo族(ベチレオ)がいます。

その民族に伝統的な闘牛があり、アンブシチャの隊員から連絡をうけ行ってきました。

この闘牛は、マダガスカル語でSAVIKA(サビカ)といいます。

闘牛士は、Mpisavika(ピサビカ)といいます。

 

_MG_0290_1

 

SAVIKAはスペインの闘牛のように格好良い格好をしたり、

布や剣を使ったりして牛を殺したりするようなことはないです。

素手でゼブ牛のコブに掴まり、長く掴まっているか、倒すと

観客が喜び、闘牛士の誇りが上がるようです。

 

_MG_0396_1

 

アンブシチャには、SAVIKAが開催される場所が2ヶ所あるようで、

一箇所は、町の中にアリーナがあり、観客席も整備されているところ。

そして、今回はもう一箇所のROVA(ルーバ)というところにあるSAVIKA場に行ってきました。

 

ROVA(ルーバ)は、少し山に登ったところにあり、女王宮があったところで、

自然の地形をうまく利用して、SAVIKA場が造られ、遠くには棚田もあり、すごく雰囲気が良いところでした。

_MG_0268_1

棚田

棚田

 

SAVIKA場に到着したとき、もう始まっていて、観客も多くびっくり。

そして、間近でSAVIKAが見れるので大興奮です。

観客

 

 

なかには、掴まっていてゼブ牛に倒されたところを角で突かれたり、

空中に飛ばされたり、怪我をする人も多い。

SAVIKA1

 

最初、ちょっと出ても良いとかマダ人が言ったので、ちょっと出場使用とも思っていたが、

実際に見てみるとやばいと思ったし、なりより、調整員と健康管理員の顔が浮かび、そちらのほうも怖かった。

 

 

一番ひどい人は、キララキという一番強そうな牛に向かっていった人で、

コブに掴まったのは良いが、すぐに飛ばされ、倒れたところを角に突かれそうになり、

それが外れたのはよかったが、後ろ足で頭を踏まれ、失神。

やばいと観客のだれもが思った。

普通なら他のMPISAVIKA(闘牛士)も普段なら助けに行くが、

キララキの迫力で誰もいけず。

 

そして、キララキ(牛)が再度、突きに向かった。

 

彼の目は焦点が定まってなく、動けない。

 

死人が出ると思った瞬間。

 

角は失神した彼には当たらず、そのまま、会場の端に向かっていった。

場外にキララキを出し、救出された。

彼は、しばらくしたら歩けるほど回復していたが、足はふらふら。

頭からの出血はないものの、顔が緩くちょっと逝かれてしまった感じもした。

飛ばされる瞬間

 

 

このキララキ。

実は、自分たちがSAVIKAの会場に向かっているときに一緒に歩いていた四頭の牛の一頭。

この地区で一番強く、人気のある牛。

多くの子供たちでも、名前を知っている牛だった。

角は長いし、四頭の先頭を歩き、貫禄のある牛だった。

実家で黒毛和種の牛を飼っている隊員は一目ぼれするほどの牛。

 

このキララキという名前は、マダガスカル語で「遊び」という意味。

そのとおり、今回のSAVIKAでもこのキララキは、このSAVIKAを遊びだと思っているのかもしれない。

その遊び相手が闘牛士。

そして、失神した男はいいおもちゃ。

だから、動かなくなったおもちゃには興味がなく、それで最後の突きも外したのかと・・・。

 

キララキ

(↑キララキ)

 

 

帰りに、川で足を洗っている青年がいたが、良く見ると角で突かれた傷を洗っていたようで、

皮膚がめくれていた。

このSAVIKA。

英語で書かれていた記事によると、親から子供にSAVIKAの技術を教え、

古傷を勲章だと誇りにしている。

だから、川で足を洗っていた青年も将来、子供に傷跡を見せ誇らしげに語るのだろう。

 

このSAVIKAを文化としているBetsileo族。

田んぼを作らせたら、棚田をきれいに作り、木工品も彫刻がきれいにつくる。

そして、SAVIKAでは、勇敢なところをもち、すごい民族だなと思った。

 

 

おまけ

近くで一緒に遊んだ子 供たちと(おまけ)